仕事でのミスから自身喪失
- 2024.06.19
- 線維筋痛症
線維筋痛症と戦う私の体験記:理解されない痛みと職場での葛藤
私は線維筋痛症という、慢性的な痛みと疲労感を伴う病気と共に生きています。この病気は、外見からはわかりにくいため、周囲の理解を得ることが難しく、日常生活や仕事に大きな影響を与えています。今回は、線維筋痛症と戦う私の体験をお話ししたいと思います。
痛みと薬の影響
毎朝、目を覚ますと全身が鉛のように重く、動くたびに体が悲鳴を上げます。痛みを和らげるために薬を服用していますが、副作用もあり、集中力が低下しやすくなります。痛みと薬の影響で、仕事中も常に体がだるく、思うように動けないことが多々あります。
職場でのイージーミス
ある日、職場で重要な書類を確認する作業を任されました。しかし、痛みと疲労感から集中力が続かず、いつもなら起こさない、ついイージーミスをしてしまいました。そのミスはすぐに上司に見つかり、「こんな簡単なこともできないのか」と叱責されました。私は何度も謝りましたが、心の中では自分の体調を理解してもらえない悔しさでいっぱいでした。
仕事ができないねと言われた
ミスを重ねるたびに、同僚や上司からの視線が冷たくなり、ある日、ついに上司から「このままじゃ仕事ができないね」と言われました。その言葉は私にとって大きなショックで、涙がこぼれそうになるのを必死でこらえました。自分の体調が原因で周囲に迷惑をかけていると感じ、自己嫌悪に陥りました。
線維筋痛症と向き合う日々
それでも、私はこの病気と向き合い、前向きに生きていくことを決意しました。痛みを和らげるためのストレッチやリラクゼーション法を取り入れ、少しでも体調を整える努力をしています。また、医師と相談しながら適切な薬の調整を行い、日常生活をできる限り快適に過ごせるようにしています。
周囲の理解を求めて
職場では、自分の病気について正直に話し、理解を得ることの重要性を感じました。同僚や上司に線維筋痛症について説明し、サポートをお願いすることで、少しずつですが理解を得ることができました。まだ完全には理解されていない部分もありますが、少しでも働きやすい環境を作るために努力を続けています。
同じ病気と戦う皆さんへ
線維筋痛症は、周囲の理解を得ることが難しく、孤独を感じることも多い病気です。しかし、同じ病気と戦う仲間がいることを忘れないでください。私たちが自分の体調を正直に伝え、周囲の理解を得ることで、少しでも生きやすい環境を作ることができます。痛みや疲労感に負けず、前向きに生きるための工夫をしながら、一緒に頑張りましょう。
この体験記が、少しでも線維筋痛症に苦しむ皆さんの励みになることを願っています。私たちは一人ではありません。一歩一歩、共に前進していきましょう。
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