7月5日を終えた都市伝説とトカラへ

無事に7月5日が過ぎました?
そんな中、気になる地震が現在起こっています。

島民の方には計り知れない不安と恐怖が続いております。1日も早い終息をお祈りします。

トカラ列島の地震と「トカラの法則」を都市伝説も交えてお伝えしていきます。

トカラ列島の地震回数と全国の大地震

まずは、過去約21年のトカラ列島の地震回数と、その年に日本各地で発生した主な大地震をまとめた表です。

| 年 | トカラ列島地震回数 | その年の主な大地震 |
|------|--------------------|-------------------------------|
| 2004 | 25 | 新潟県中越地震 |
| 2005 | 15 | ー |
| 2006 | 14 | ー |
| 2007 | 4 | 能登半島地震、新潟県中越沖地震 |
| 2008 | 11 | 岩手宮城内陸地震 |
| 2009 | 11 | ー |
| 2010 | 28 | ー |
| 2011 | 60 | 東日本大震災 |
| 2012 | 33 | ー |
| 2013 | 25 | ー |
| 2014 | 8 | ー |
| 2015 | 17 | ー |
| 2016 | 125 | 熊本地震 |
| 2017 | 43 | ー |
| 2018 | 39 | 北海道胆振東部地震 |
| 2021 | 346 | 福島県沖地震(震度6強) |
| 2022 | 308 | 福島県沖地震(震度6強) |
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2024年...62回 R6能登半島地震

2025年7月1日18:57分現在...739回

「トカラの法則」と都市伝説?

「トカラの法則」とは、**トカラ列島近海で地震が多発すると、その後に日本のどこかで大地震が起きる**という、SNSやネット掲示板で広まった都市伝説です。

- 2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震の前にも、トカラ列島で群発地震があったことから「やはり前兆だったのでは?」と語られることが多いです。
- 近年では「7月5日に大災害が起こる」といった予言めいた話題もSNSで拡散され、トカラの法則と結びつけて語られることもあります。

都市伝説の“進化”

もともとは「トカラ列島で地震が起きると桜島が噴火する」という噂が、いつしか「日本のどこかで大地震が起きる」という内容に変化していったという経緯もあります。

専門家の見解と科学的根拠

科学的根拠は一切なし
気象庁や地震学者は「トカラの法則」について、「科学的根拠はない」「偶然の一致に過ぎない」と明言しています。
**地震の発生メカニズム**
トカラ列島の地震は、地下のマグマの動きやプレートの沈み込みなど、地域特有の地殻構造によるもので、他地域の大地震を誘発するものではありません。

それでも消えない“前兆”への期待

**心理的な要因**
大きな災害が起きた後、「あの時の異変は前兆だったのでは」と過去の出来事を意味づけしたくなる“後知恵バイアス”が、都市伝説を強化しています[2]。
**SNS時代の拡散力**
SNSの普及により、こうした法則や予言が一気に拡散されやすくなり、不安や期待が増幅される傾向があります。

まとめ:都市伝説も楽しみつつ、正しい知識で備えを

- 「トカラの法則」はあくまで都市伝説。科学的な裏付けはありませんが、**“もしかして…”と想像するのも人間らしさの一つ**です。
- ただし、根拠のない噂に振り回されず、**公式な情報や専門家の見解をもとに冷静に備えることが大切**です。

地震大国・日本では、日頃からの備えが何よりも重要です。都市伝説も話のタネにしつつ、正しい知識で安全に過ごしましょう。

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