体調不良はワクチンだった?

体調不良はワクチンだった?

「体調不良の原因、3年前のワクチンだった──救済制度申請の壁とその突破口」

「3年も前のワクチン接種が、今の体調不良の原因かもしれない」
そう気づいたとき、あなたはどうしますか?

ワクチン接種後、何となく続く不調。でも病院で検査をしても「異常なし」。

家族や周囲に相談しても「気のせいでは?」と言われる。
それでも、症状は確かにあるのです。

体の痛みで休職。介護福祉士としての仕事も失いました。

私自身、長い間その状態が続いていました。

そして、ついに体調不良が
常在菌に感染していた血液検査の結果から
普通に生活していれば感染は考えられないので、
「ワクチンの影響かもしれない」と医師に指摘されたのは、接種から3年後のことでした。

しかし、ここからが本当の戦いでした。

3年経過後の申請、待ち受ける「壁」

ワクチンの健康被害を救済する**「予防接種健康被害救済制度」**があることを知り、すぐに申請を決意。
しかし、そこには予想以上の壁が待っていました。

① 病院のカルテ開示拒否

「そんな昔の記録は出せません」

ワクチン接種から3年が経過していたため、最初に受診した病院では「受診証明書の発行はできない」と断られました。
さらにカルテの開示も拒否され、「人によってはすでに破棄されている可能性もある」とのこと。

「どうしたらいいのか?」と県庁や医師会に相談しても、
「病院に強制する権限はないので、対応は病院次第です」と冷たく突き放されました。

② 書類を集めるのに8ヶ月

医師との面談を何度も重ねました。

一部の病院からはなんとか証明書をもらえましたが、その過程も決してスムーズではありませんでした。
書類の作成には1ヶ月以上の時間がかかり、何度も医師と面談する必要がありました。

「この症状がワクチンの影響であるという証拠は?」と質問されても、3年前の体調との比較など簡単に示せるものではありません。
「ただの体調不良ではないか」と言われるたびに、何度も説明を重ねる日々でした。

③ 役所の対応の遅さ

「書類の不備があります」と、
後から指摘の連続がありました。

やっとの思いで書類を提出しても、役所の担当者の知識不足から「この書類が足りません」「やり直してください」と何度も突き返されました。

その都度、病院へ追加書類を依頼し、また待たされる。
最長では書類が作成されるまで1ヶ月もですよ。
書類の不備を指摘されるたびに、「こんなに体調が悪いんだから最初に全部教えてくれれば…」と思わずにはいられませんでした。

このようなロスタイムの積み重ねが、申請をさらに長引かせる要因となったのです。

今、体調不良で悩んでいるあなたへ──「後からでは遅い」3つの対策

もしあなたが、**「もしかしてワクチンの影響かも?」**と思うなら、今すぐ動くべきです。
私の経験をもとに、申請をスムーズに進めるためのポイントをお伝えします。

1. すぐに「体調記録」をつける

ワクチン接種後の症状を記録し、「いつ、どのような不調があったか」を明確にしましょう。
役所や病院とのやりとりで、「客観的な証拠」として役立ちます。

2. 受診した病院に「診断書発行の可否」を早めに確認

病院によっては、カルテの保存期間が短く、後からでは証明書の発行が難しくなります。
「過去の診療記録をもとに診断書を作成できるか」を、すぐに問い合わせましょう。

3. 役所に事前相談し、「必要書類のリスト」をもらう

提出後に「書類が足りない」と言われないよう、最初に役所で必要書類をリスト化してもらいましょう。
担当者によって対応が異なるため、複数の窓口に問い合わせるのも重要です。

諦めないことが大切──あなたの健康を守るために

3年経過していても、申請は可能です。
ただし、そのハードルは決して低くありません。

私も途中で何度も心が折れそうになりました。
「こんなに大変なら、もういいかな…」と。

でも、救済制度があるということは、「必要な人が受け取るべきもの」だからこそ存在するのです。
今、体調不良に悩んでいるあなたも、「自分には関係ない」と思わず、まずは記録をつけることから始めてください。

「3年前だから、もう遅い」ではなく、「今からできることがある」ということを、ぜひ覚えておいてください。
救済制度一覧表