原因不明の病で解雇になりかけた

原因不明の病で解雇になりかけた

関東が梅雨入りした日、
私の身体は悲鳴をあげた。

原因不明の激痛

身体に激痛が走り
痛み止めを飲んでも痛みは軽減しませんでした。

気圧なのか身体は鉛の重みを多い被された様な感じで、気持ち悪く、横になっても身体の置き場がないほどの気分不快が続きました。

その日は出勤の日でしたが、
時間をおいて出勤させてほしいと職場へ電話をしました。

3時間後、身体はまったく回復しないまま出勤すると、
施設長に呼び出され、
「あなたは今後、どうしたいのですか?」と。

この状態で、自分の身に何が起こったかも整理が出来ないまま、これからの自分の生活、収入、何を答えればいいかも出来ず、施設長からは休職した方がいいとアドバイスをされ、その日は職場から返されました。

翌日、病院を受診。
医師に前日、施設長からアドバイスをされた休職の件を伝え、休職指示の診断書を書いてもらいました。

数々の検査を受けて来ましたが、全て異常なしだったこともあって、休職理由は「繊維筋痛症が疑われる」ということでした。

受診後に施設長へ電話をして、当日から2週間の休職に入りました。

休職明けて

休職明け前日に奥さんも呼ばれて、理事長と今後についての面談を行いました。

理事長からは「このまま、介護の仕事はさせられない」という事を言われました。

私も家族がいるので、
生活をしていかなければならないので、
原因不明(当時)の病を抱え、休職中は毎日
この先、収入がない自分の将来が見えず、
絶望感を感じていたので、この言葉に「自分は終わった」と思いました。

最後のチャンスで
同じ法人にある障害者施設への異動となりました。

理事長
「ここで駄目と判断した場合は申し訳ないがそういう結果を出させていただきます」
つまり、ここで駄目だったら解雇という話しでした。

内容は割愛しますが、簡単に条件を書くと
「これから毎月、面談させて頂き、その都度毎に私の方で判断させて頂きます」という、内容はかなり当時の私には、ハードルが高い内容でした。

そして、介護リーダーの手当が外れました。
体調面から夜勤も出来なくなりましたが、
基本給だけは今まで通りにしてくれました。

異動した先の老婆心

異動した施設は、
介護施設とは違い、
日中の利用者は作業所へ通っているので、施設には誰もいないので、身体を使うことがないので肉体的な負担はかなり楽でした。

大変だったのは年配の職員の昭和気質での仕事のやり方や人間関係でした。

この施設ではアラフォーの私が、
一番最年少だったのです。

私の仕事で不満があると、この施設の元施設長で、今はサビ菅の方から「老婆心ながら言わせて頂きますね」と言う前置きで、個別メッセージが送られてくるのが驚きで、
現在の施設長に相談すると「私の所にも送られてくるんですよ」と言うので、久しぶりに老害という言葉が浮かんでしまいました。

老婆心の方のアドバイスもありがたいこともあるのですが、明らかに矛盾している内容もあります。
しかし、身体が健康なら言い返すことも簡単でしたが、いつ解雇されてもおかしくない状況と、自分の身体の現状では、それすら出来ないと身を以て体験し、この件ではいつも悔しい思いをしています。

僅かな希望

私が普通の生活に戻すには
なんとか病気を改善することが優先されました。

しかし、
繊維筋痛症の診断が出来る医師が近隣の病院ではいませんでした。

ネットで「繊維筋痛症 病院」と検索して、
総合病院を見つけました。

すぐに電話をしましたが、
受診は2カ月待ちで紹介状が必要でした。

紹介状は休職の診断を書いてくれた医師が書いてくれましたので、2カ月待ちで受診をすることが出来ました。

受診してすぐに医師は、
2台パソコンのモニターがあって
その、1台の画面でワクチンの話をして来たのでした。

私は「なんなんだろう?」という感じで、ワクチンの危険性を説明されました。

血液検査をして、繊維筋痛症を判断する検査も受けて
繊維筋痛症でしょうと、やっと自分の病気が確定した診断を受けました。

翌日、何故か医師から電話があり、電話での内容では血液検査が出たので報告ですが、健康な人は感染しない菌に感染しており、ワクチンの影響も考えられると、その時は言っていたのです。

なので、すぐに理事長へワクチンの影響も考えられると報告をして、救済制度の申請へ着手したのです。

1か月後の診察の日に、
救済制度の申請をしたいので、ワクチンの可能性がある診断書と救済制度の申請書の記入をお願いしたところで、
医師からは
「それは書けません。コロナにも感染したこともあるので、ワクチンの影響だけでは考えられないので」と断られました。

この日から私の活動がスタートしたのでした。