治らない症状と“見えない存在”にされた私たち」

新型コロナワクチンを打ったあの日から、私の日常は静かに、しかし確実に壊れていきました。
発熱や腕の痛みといった一時的な副反応なら、数日で治まるはずだと言われていました。

けれど、私の体に残ったのは「数日で終わるはず」の症状ではなく、終わりの見えない不調でした。
そしてそれは、今もなお続いています。

動悸、息苦しさ、頭痛、強い倦怠感、筋力低下、集中できない、記憶が抜け落ちるような感覚――。
どれも検査をすれば「異常なし」と言われることが少なくありません。

だからこそ、周りからは理解されにくく、「気のせい」「ストレス」「年齢のせい」と片づけられがちです。

でも、ワクチン接種後にこうした症状が長く続いている人たちは、決して少数ではありません。

私もかつては、「社会のために」「自分や家族を守るために」と信じて接種を選んだ一人でした。

リスクもゼロではないことは分かっていたつもりですが、それは「ごくまれ」で、「きちんと補償され、支えられる」と信じていました。

ところが実際には、ワクチン後遺症となった多くの人が、診断名もつかないまま医療の隙間に落ち込み、支援も十分に届かない現実があります。

一番苦しいのは、「存在していないこと」にされる感覚です。

医師に症状を訴えても、「ワクチンとは関係ないでしょう」と軽く言われてしまう。

周囲に心配されるどころか、「まだ言ってるの?」「考えすぎだよ」と陰謀論者扱いで距離を置かれてしまう。

制度上も、はっきりとした因果関係が証明できなければ、後遺症として認められず、補償も受けられない。

それでも、私たちの毎日は、痛みやしびれや息苦しさと共に続いていきます。

ワクチン後遺症の患者会の調査でも、
・強い疲労感
・頭痛
・息苦しさ
・動悸
・記憶障害や集中力低下
など、多くの人が似たような症状に苦しんでいることが報告されています。

けれど、その声は社会全体にはまだ十分に届いていません。

私は専門家ではありません。
統計を分析することも、難しい医学用語を並べることもできません。

それでも、ワクチン接種をきっかけに健康を失い、生活や仕事、人間関係さえ変わってしまった「当事者」として、次のことを伝えたいのです。

「見えない苦しみ」が確かに存在すること

検査に出ないからと言って、症状が「存在しない」わけではありません。

ワクチン接種後、長期にわたる体調不良に苦しむ人たちが現実にいて、仕事を失ったり、学業を諦めたり、外出すらままならなくなった人もいます。

「そんなことはない」と切り捨てるのではなく、「そういう人がいる」と認識してもらうことが、まず最初の一歩だと感じています。

因果関係が“証明できない”だけで、ゼロだと言い切らな

いでほしい

「ワクチンとの因果関係は不明」という言葉は、よく聞かれる表現です。
しかし現場では、それが「関係はない」という意味で受け取られ、調査や報告がそこで止まってしまうことがあります。

科学的に因果関係を証明することは難しくても、「接種前は元気だった人」が一定数似た症状を訴えている現実を、もっと真剣に受け止めてほしいと思います。

後遺症患者が一人で抱え込まない社会に

ワクチン後遺症と向き合う中で、私が何度も感じたのは「孤立」です。
周りには理解されず、医療機関を回っても答えが出ず、どこに相談していいかも分からない。
同じような症状を持つ人とつながれたとき、初めて「自分だけじゃなかった」と少し心が軽くなりました。[1] どうか、同じように苦しんでいる人がいたら、「それは辛いね」と一言、気持ちに寄り添ってもらえたらと思います。

行政と医療には、正面から向き合ってほしい

国や専門家は、「ワクチンの有効性と安全性は確認されている」と繰り返します。[3] ですが、その裏側で苦しんでいる人たちの実態を正確に把握しようとする動きは、まだ十分とは言えません。[2][1] ・全国的な実態調査
・診療体制の整備(専門外来や情報共有)
・救済制度の拡充と手続きの簡素化
こうした取り組みを、もっと加速させてほしいと心から願っています。

最後に

― 同じ立場のあなたへ

もしこのブログを読んでいるあなたが、ワクチン後遺症に悩んでいるのなら、伝えたいことがあります。

あなたの苦しみは、「気のせい」でも「弱さ」でもありません。
誰にも理解されないと感じる日があっても、同じ痛みを抱えている人は、確かに存在します。
すぐに良くならなくても、一緒にあきらめずに、情報を共有し、支え合っていきたい。

そして、今は元気な人たちにも知っておいてほしいのです。
ワクチンで守られた命がある一方で、ワクチンによって苦しみを抱えることになった命もあるということを。
どちらか一方を否定するのではなく、どちらの現実も認め合える社会になってほしい――その願いを込めて、このブログを書きました。

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